院内勉強会を行いました2023.10.06
こんにちは!副院長の近藤です
朝晩涼しくなってきて、クーラーなしで過ごせる時間帯も増え、自然の涼しい風はやはりとても心地いいなと、嬉しく感じている今日この頃です。
でも、あっと言う間に、暖房が必要になってしまうんでしょうけどね
季節の変わり目ですので、皆様体調を崩されませんようお気をつけください。
本日、院内勉強会を行いました。
先月の勉強会担当は院長でしたので(歯周病治療に関する内容でした)、今回は私が担当しました。
内容は、「口腔機能低下症」についてです。
加齢や病気などによって起こるささいな口の衰えを「オーラルフレイル」と言いますが、進行すると「口腔機能低下症」と呼ばれる疾患になります。
口腔機能が低下すると、次のような症状がみられるようになります。
・口の中が汚れる
・口の中が乾く
・食べ物が口に残るようになった
・滑舌が悪くなった、食べこぼすようになった
・薬を飲みにくくなった
・硬いものが食べにくくなった
・食事の時にむせるようになった
上記のような症状に3項目以上該当すると、口腔機能低下症の可能性があります(実際に歯科医院では、口腔機能精密検査という詳しい検査を行い、正確に診断することになります)。
口腔機能低下症と診断された場合は、虫歯や歯周病や義歯などの一般的な歯科治療が必要な場合はそれを行うことはもちろんですが、それ以外にも生活習慣に気を付けたり、栄養バランスに気を付けた食事をとったり、口腔体操などで口腔機能を鍛えたりすることが大切になります。
口腔体操といえば「あいうべ体操」などといった有名なものもありますが、特別な「体操」を行わなくても、家族や周囲の人とおしゃべりをする、歌を歌う、などといった日常の何気ない動作でもお口のトレーニングになったりするんですよ。
日常で、しっかりと栄養をとり、お口を清潔に保ち、お口をしっかり動かす習慣をつけられるといいですね。
オーラルフレイルを予防することが、全身の健康維持につながることが分かってきています。
身体の衰えは、まず口から進行すると言われているんです。
歯(入れ歯)があれば食べられるわけではありません。それを支える口唇や頬の筋肉や顎関節の動き、舌の動きや喉の力があって、噛んだり飲み込んだりができるのです。
何気ない生活習慣や日常の動作で、お口をしっかり動かすことが出来ればいいですね!
私も、語学の勉強が好きなので(好き、なだけで「得意」ではありません💦)、一人でイヤフォンを付けてモゴモゴしゃべっていたり、車の中でも時々歌を歌ったりしていますので(もちろん一人の時です、、、)、お口はけっこうしっかり動かせていると思います。
時々、患者さんと一緒に「あいうべ体操」が出来る機会があるのも有り難いです。
歯科が、皆様の身体の健康寿命を延ばすことに少しでも貢献できればいいなと、思っています。
当院のブログをご覧いただき、ありがとうございます。