虫歯の治療について2018.11.27
こんにちは!
副院長の近藤です。
今回は当院の「虫歯」の治療方針についてお話します。
やはり治療頻度が一番多いのが、虫歯の治療ですね。
治療のモットーは
①なるべく健康な歯を削らない(必要以上に歯を削らない)。
②虫歯を取り残さない。 です!!
脱灰といって、ごく初期の虫歯(穴があいてない程度のもの)は、フッ素の利用などにより再石灰化することもあるので、削って治療しなくていいのです。
初期の虫歯は削らす様子を見ます。
初期の虫歯は、特にお子さんに多いですね。
残念ながら、歯に穴があいてきた虫歯は、削って治療します(放っておくと、進行してしまいます)。
でも、歯のエナメル質って白く透き通っていて、とても綺麗なんですね。
それを削るのはとてももったいないな、といつも思います。
なので、私はいつも健康なエナメル質をなるべく残せるよう、削る量が最小限で済むよう考えながら治療しています。
但し、虫歯というのはやっかいなもので、エナメル質ではあまり進んでいなくても中の象牙質で大きく広がっていたりするんですね(象牙質の方が、エナメル質より柔らかいからです)。
その、虫歯に感染した象牙質を取り残すと、多くの場合、数年後に中で虫歯が再発します。
なので、そうならないよう、健康なエナメル質はなるべく削らずに、感染した象牙質はしっかり取り除くことが大事です。
あとは、なるべく痛くないようにとか、詰め物が綺麗にできるようにとか、なるべく神経を残せるようにとか、、、気をつけていることは様々あります。
虫歯の治療も、なかなか奥が深いんですね。
小さな虫歯の治療では、なるべく健康な歯を削らないように治療しますが、神経を取った歯では削らないことにこだわらず被せ物を入れた方がいいと思います。
治療した歯が長持ちする、ということも大切な事です✨
写真は、当院の勉強会の様子です。
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