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正しい歯磨き法について2019.03.23

こんにちは!

副院長の近藤です。

 

今日は、正しい歯磨きの方法について書きたいと思います。

ずっと書こうと思っていた内容ですが、こういうことを書き始めると

色々書きたいことがありすぎて長文になってしまい、なかなかまとめられずにいました。

 

 

 

まず、歯磨きで使う道具の順番としておすすめは、フロス(または歯間ブラシ)→歯ブラシ、が効果的です。

まずはフロスで歯と歯の間の汚れを落としておくと、歯ブラシの毛先が歯間にも入るようになり、清掃効果が上がります。

まずは歯ブラシではなく、フロスを使いましょう!

 

フロスと歯間ブラシの使い分けは、歯と歯の間の隙間の狭い方(比較的若年齢の方)はフロス、歯と歯の間の隙間が空いてきている方は歯間ブラシがおすすめです。

 

 

 

昔は歯磨き粉はあまり効果がないと言われていた時代もありましたが(むしろ泡立ちすぎて磨きにくくなるとか、、、)、今ではフッ素入りの歯磨き粉の虫歯予防効果は証明されていますので、歯磨き粉(フッ素入り)もぜひ使いましょう!

 

最近、以前より少し高濃度のフッ素配合の歯磨き粉(1450ppmとか)が市販されるようになりましたね。

虫歯予防におすすめです(高濃度は6歳以上から)。

 

 

実は私も、10代の頃「歯磨きは歯磨き粉を付けない方がいい」と何かで聞いてそう思ってしまって、歯ブラシだけで磨いていましたが、ブクブクになるくらい歯磨き粉をたくさん付けて磨いていた兄より、明らかに虫歯が多くなってしまいましたcheeky

後悔ポイントですね、、、子供の頃からフッ素をしっかり活用しておけばよかったなと思っています。

 

 

大学の歯学部に進学しても、実は意外と正しい歯磨き方法ってすぐには習わなくって、大学4年生頃になってようやく予防歯科とか歯周病を学んで、教えてもらったような気がします。それまでは自己流というか何というか、、、微妙な磨き方でしたsad

おかげで虫歯や治療した歯も、人並みにあります!!

時々は治療してもらったりクリーニングを受けて、患者さんの気持ちを体感しています。

 

 

 

歯磨きで大事にしてほしいのが「歯がつるつるになって気持ちいい」という感覚です。

私はこのつるつる感を得るために、多少面倒でも毎晩丁寧に磨けます。

「気持ちいい」という感覚があると、面倒なことでも続きますもんね。

歯がつるつるになることを意識していると、ザラザラしている所には汚れ(プラーク)が残っていると分かるようになります。

テクニックより、こういう感覚の方が大事なんじゃないかなと思います。

 

 

 

でも一応テクニックでいうと、効果的な歯ブラシの当て方は「軽い力で小刻みに」動かすことです。

一生懸命磨こうとすればするほどゴシゴシしてしまいますが、力を入れると歯ブラシの毛先が倒れてしまい

あまり汚れが落ちなくなってしまいますし、歯が摩耗したりする原因にもなります。

意外と難しいですが「軽い力で」チッチッチッチと音がする感じで歯ブラシを当てて、小刻みに動かすと

驚くくらい歯がつるつるになったりします。意外と腕が疲れるんですけどね!

歯ブラシは同じ所に約10秒間は当てて小刻みに動かし、少しずつスライドさせていくとよいです。

下のイラストを参考にされてください。

 

 

年齢や歯並び、歯や歯ぐきの状態によってもベストな磨き方は違ってきますので、

詳しく知りたい方は診療室で聞かれてくださいねwink

 

 

写真の歯ブラシは、私が10年前から愛用している種類のものですです。

母校の大学病院の売店に売っていて、研修医の時に買ってから、

気に入ってずっとこれを使っています。歯の表面がつるつるになります。

他のを使ってみても、結局これに戻ってきてしまいます。

 

歯ブラシは、その人の歯並びや歯ぐきの状態等によって、合う合わないがありますが、

私は、歯ブラシのヘッドが小さ目な方が磨きやすいと思います。

 

 

 

やっぱり長文になってしまいましたcheeky

 

当院のブログをご覧いただき、ありがとうございます。