歯磨きは1日に何回がよい?2022.07.15
こんにちは!副院長の近藤です。
学生さん達にとっては、もうすぐ夏休みでウキウキする時期になりましたね❗😄
うちの息子も先日から、夏休み用に小学校の図書室から本を3冊借りられると楽しみにしていましたが、ずっと「ママはどんな本が好き?」と聞いてくるので、「自分の好きな本を借りておいで!」と言っていたのですが、結局、「ママが好きだから」とおさるのジョージばかり借りてきました😂
こんなことをしてくれるのも、今年までかもしれないなと、少しホロリとしました😌
おさるのジョージ、有り難く読ませてもらおうと思います!!
子供達も夏休みに入ると、家に居る時間が増えてお母さん達の負担も増えたりしますよね💦
普段の診療をしていても、「1日3回、やっぱり歯磨きしないといけないですよね?」と親御さんから聞かれることもありますが、答えは、「2回でOK」です!
(もちろん、負担なく1日3回磨けるなら、それにこしたことはありませんが😄)
最新の歯科雑誌などに載っている情報にも、「1日のブラッシング回数が3回と2回で、虫歯のリスク軽減に対する明確な差はない」となっています。
ただ、1回と2回では虫歯予防効果に有意に差があるようですので、最低1日2回は磨くのが良いです!朝と寝る前に磨くのがいいと思います。
今はコロナ感染対策で、昼食後に学校や保育園での歯磨きが無くなったという事も多いようですが、朝晩磨けているなら、虫歯への影響はほぼないので、心配ないと思います😄
特に寝る前の歯磨きはとても大事ですので、フロスも使って磨けるといいですね。
あと、虫歯予防に一番効果が高いのは、実はブラッシングではなく、フッ素の活用です。
奥歯などの細い溝の隙間は、歯ブラシの毛先の太さより狭い事も多く、どんなにブラッシングを頑張っていても防げない虫歯もあるんです。
なので、フッ素を活用したり、シーラントで奥歯の細い溝を埋めたりすることが、虫歯予防にはとても効果的です。
日本人は、海外(フィンランド、スウェーデン、ドイツ、オーストラリア)の人に比べて砂糖の摂取量は一番少ないのに、12歳での虫歯の数はこの国の中では一番多いそうです。
なぜだと思いますか?
それは日本人のフッ素の使用頻度が少ないことと、「だらだら食べる」ことが多いからだそうです。
海外の人の方が、砂糖を多く取っているけど、決められた時間に沢山食べているので、だらだら食べるより虫歯になりにくいようですね。
最新の虫歯予防についての情報は、当院で毎月購読している歯科衛生士さん向けのこの本に、とても分かりやすく載っていました。
夏休み、スナック菓子やジュースや飴などをちょこちょこと食べないように、気を付けて過ごしましょう!
うちの子達も甘い物大好きなので、私も親として気を付けます!!
皆様、暑さに気を付けて、よい夏休みを過ごされて下さいね!!✨
当院のブログをご覧頂き、ありがとうございます。