矯正治療
矯正治療
矯正歯科の目的
歯列矯正は、噛み合わせや歯並びを良くして、できるだけ自分の歯を長持ちさせ、機能的にも、見た目や心理的にもその人を健康にすることが最大の目的です。 そして、ただ見た目を綺麗にするだけのものではありません。歯並びが悪いと、歯磨きが難しい為、虫歯や歯周病にかかりやすく歯の寿命を減らしてしまいます。 清掃状態が悪いと口臭の原因にもなります。また、噛み合わせが悪いと、しっかり噛むことができず年齢を重ねていくと下の顎の関節に痛みが出る場合があり(顎関節症)、 今後何十年と使っていく歯並び、噛み合わせをよくすることは、今後の生活に大きなメリットをもたらします。当医院では、患者様に「矯正治療をしてよかった」と思ってもらえる治療を目標にしています。
子どもの矯正治療
歯科矯正を行うメリット
抜歯の可能性が低くなる
顎の成長が終わってから矯正治療をすると抜歯をしないといけないことがありますが、早期治療により将来的に永久歯を抜歯せずに本格矯正(ワイヤーによる矯正)ができる可能性が高くなります。
虫歯・歯肉炎になりにくい
歯並び・咬み合わせを整えると審美性の向上はもちろん、歯ブラシがうまく歯にとどくようになり、きれいに歯みがきができるようになり、虫歯・歯周病を予防することができます。
正しい発音
舌の癖を治したり、息が漏れてしまったりして正しい発音ができない場合は、矯正治療で舌が動きやすいように歯並びを整え、息が漏れない咬み合わせに改善することで、正しい発音になります。
コンプレックスをなくせる
歯並びが良くなると、口元を気にして笑うことがなくなり、自分の笑顔に自信が持てるようになり、自信を持って喋られるようにます。
整った顔立ちに
こどもは背が伸びるのと同じように、あごの骨も大きくなります。この時期に、正常な発育を妨げるような歯並びや癖を改善し、お顔つきやあごの成長を促すことができます。
大人の矯正治療
歯科矯正を行うメリット
笑顔がはなやかに
横顔も美しくなり、スマイルラインがキレイに見えて笑顔が明るくはなやかに。健康的で若々しい印象は美しい歯並びが重要です。
噛み合わせがよいと、歯も長持ち
咬み合わせが良いとしっかりとものを噛むことができ、唾液の分泌も多くなるために、消化力も高まります。噛む力で歯や歯を支えている骨が傷んだり、治療した歯が壊れるリスクが低くなります。噛み合わせがお口の健康に与える影響は大きいです。
歯みがきがラク
歯並びがよいと歯ブラシが届きやすくお掃除がラクです。むし歯や歯周病の原因となるプラークや歯石がつきにくくなります。
自浄作用でお口のなかがきれいに
歯並びがよいと、くちびるや舌、頬が歯列にフィットしているので、食べかすは唾液とともに流されやすく、お口のなかはきれいになります。お口が本来もつ自浄作用が効果的に発揮されるので、むし歯や歯周病のリスクが低くなります。
全身に好影響がある
審美的な面だけでなく、肩こりや顎関節症の改善など全身によい影響を期待できます。
種類
マルチブラケット
- 歯の表面に「ブラケット」と呼ばれる矯正装置を取り付け、ワイヤーを通し、動かしたい方向に適切な力をかけることで歯を移動させます。

メリット
- 適応範囲が広く、さまざまな症例(歯並び)の治療ができる
- 取り外し不要
デメリット
- ワイヤーや矯正装置が目立ちやすい
- 装着による強い痛みが起こったり、金属で口腔内を傷つけたりすることがある
- 矯正装置が外れるのを防ぐため、硬い食べ物、ねばりの強い食べ物などが制限される場合がある
裏側矯正
- 歯の表面ではなく、裏側にブラケットを取り付けワイヤーを通します。ワイヤー矯正と同様に、動かした向に適切な力をかけることで歯を移動させます。

メリット
- ワイヤー矯正と同様、取り外し不要
- 外側(歯の表面側)からは、ほぼ矯正装置が見えない
デメリット
- 表側矯正に比べてドクターの手間や高い技術が必要なため、費用が高い
- 表側矯正よりも矯正力を弱める必要があるため、適応範囲が限られる
- 表側矯正と同様、口腔内を傷つける可能性や痛み、食事の制限がある
- 慣れるまで発音しづらい
拡大床・上顎前方牽引装置
- 主に一期治療で使う、理想的な骨の成長を助ける装置です。マウスピース型やその他さまざまな形態があります。成長期にしかできないため、この時期に顎の広さや前後のバランスをできるだけ整えることで、二期治療の期間短縮に繋がります。

メリット
- 骨の成長を利用して治療します
- 将来二期治療(歯が生え揃った13歳以上の治療)の期間短縮に繋がる
- 外からは見えない対応の装置が多い
デメリット
- 成長しきった成人の方には使えない
- 取り外しができるのでサボれてしまう
- 本人が頑張っても、遺伝的な理由などで骨がうまく成長してくれない
- 成長させる限界がある
治療期間
抜歯をしないで済む場合 | 2年 + 保定 |
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平均的な場合 | 2年 + 保定 |
難しい場合 | 2年 + 保定 |
保定について
矯正で動かした歯は、放っておくと必ず元に戻ろうとします。
そのため、矯正治療が終わった後には歯の後戻りを防ぐために必ず、「保定」というものを行わなくてはなりません。期間も1~2年程度のものから一生のものまで様々です。早い時期であればあるほど期間も短くなります。
この「保定」をちゃんと行わないと、せっかくきれいに並んだ歯が後戻りしてしまいます。(保定期間中も数ヶ月に1回程度通院が必要になることがあります。)
料金表
診断料
初診相談 | 矯正治療についての疑問点や興味があることなど、何でも質問してください。 | 無料 |
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検査 | お口の中の状態を詳しく調べ、レントゲン・歯の型・口の写真をとり、精密に分析を行います。 | 15,000円 |
診断 | 治療計画、治療費、治療期間などをくわしくご説明します。 | 30,000円 |
基本治療料
早期矯正 (一期治療) |
乳歯列または混合歯列期に、あごを拡大し、永久歯の生えるスペースを確保したり、正しいあごの骨の成長を誘どうする治療 | 250,000円 |
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成人矯正 (二期治療) |
白いブラケットを使用します。 | 500,000円 |
部分矯正 | 1本から数本の歯だけの矯正治療 | 100,000円 |
調節料・観察料
調節料 | 矯正治療中、診療毎(1か月に1度程度)にかかる料金 | 5,000円 |
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観察料 | 歯の生えかわりや、あごの骨の成長をチェック。治療後に歯並びが安定しているかチェック。 | 3,000円 |
お問い合わせ
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